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「400ccバイクの車検がなくなるなら、今買うのは待ったほうがいいのかな」と迷っている方も多いと思います。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- 2026年9月時点で400ccの車検廃止は決まっているのか
- 400ccバイクの車検周期と、廃止の噂が出る理由
- 車検にかかる費用と、250ccとの維持費の違い
- 廃止を待たずに400ccを選んでよいかの考え方
詳しい内容は、以下の目次から気になる項目に進んでいただけます。
バイク400ccの車検廃止は決まっていない
結論からお伝えすると、2026年9月時点で、400ccバイクの車検廃止は決まっていません。
ここでは、現在の制度がどうなっているのか、そして「廃止」の話題をどう受け止めればよいのかを順番に整理します。
2026年現在も250cc超のバイクは車検対象
排気量が250ccを超える二輪車は、「二輪の小型自動車(小型二輪)」として扱われます。
400ccのバイクもこの区分に入るため、現在も車検(継続検査)の対象です。
国土交通省も、車検証の有効期間が切れたあとも使い続ける場合は、運輸支局などで継続検査を受ける必要があると案内しています。

つまり、今400ccに乗っている方は、次の車検も通常どおり受ける前提で考えておくのが安心です。
(出典:国土交通省車検の有効期間を更新するためには)
車検廃止が「いつから」という公式発表もない
国土交通省の報道発表などを確認しても、小型二輪の車検を廃止する法改正や、その施行時期は見当たりません。
インターネット上では「◯年から廃止されるらしい」という情報を見かけることがあります。
ただ、その多くは根拠となる公式資料が示されていないものです。
制度が変わる場合は、国土交通省から正式な発表があります。気になる方は、噂よりも一次情報を確認するようにしてみてください。
車検廃止の噂と制度変更は分けて考える
小型二輪の車検まわりでは、これまでにいくつかの制度変更が実際に行われてきました。
- 新車の初回車検までの期間が2年から3年に延長
- 2025年4月から、車検を受けられる期間が満了日の2か月前からに拡大
- 2025年4月から、小型二輪の車検手続きがオンライン申請(OSS)に対応
どれも「車検を受けやすくする」「手続きの負担を軽くする」ための変更です。
「制度が変わった」ことと「車検がなくなった」ことは、別の話として考える必要があります。
それぞれの変更については、このあとの章でくわしく見ていきます。まずは、現在の車検制度の基本から確認していきましょう。
400ccバイクの車検制度を確認

「そもそも何ccから車検が必要なのか」「何年ごとに受けるのか」を、ここで簡単に確認しておきましょう。
基本を押さえておくと、噂に振り回されにくくなります。
車検が必要なのは400ccからではなく250cc超
バイクの車検は、「400ccから」ではなく「250ccを超えるかどうか」で分かれています。
- 250cc以下(軽二輪):車検なし
- 250cc超(小型二輪):車検あり
そのため、251ccや320cc、400cc、さらに大型バイクも車検の対象です。
「中型=400cc」というイメージがあると、400ccから車検が必要だと思われがちです。
ですが、普通二輪免許で乗れる上限(400cc)と、車検が必要になる境目(250cc超)は別のルールです。

車検の基準は「400cc」ではなく「250cc超」と覚えておくと分かりやすいです。
新車は初回3年・その後は2年ごと
400ccを含む自家用の小型二輪は、新車で購入した場合、初回の車検が3年後です。
その後は、バイクの年式にかかわらず2年ごとに車検を受けます。
中古で購入した場合は、車検証に記載されている有効期間の満了日を確認しておくと安心です。
(出典:JAF車検の有効期間は何年ですか?)
※要確認:国土交通省(または各運輸支局)の「車検の有効期間」に関するページへの出典差し替えをご検討ください。
車検は満了日の2か月前から受けられる
2025年4月1日から、車検を受けられる期間が広がりました。
現在は、有効期間満了日の2か月前から車検を受けても、残っている有効期間を失わずに更新できます。
以前は「1か月前から」でした。
古い記事では「1か月前から」と書かれている場合もあるため、日付を確認しながら情報を読むようにしてみてください。
(出典:国土交通省車検の有効期間を更新するためには)
制度の基本が分かったところで、次は「なぜ廃止の噂が出るのか」を見ていきます。
なぜ400ccの車検廃止という噂がある?
では、なぜ「400ccの車検がなくなる」という話が繰り返し出てくるのでしょうか。
背景には、実際にあった制度変更や、250ccとの違いの分かりにくさがあると考えられます。
過去に小型二輪の車検期間が延長された
小型二輪の車検は、2007年ごろに見直しが行われ、新車の初回車検までの期間が2年から3年に延長されています。
「車検の負担が軽くなった」という実際の変化があったことで、「いずれ車検そのものがなくなるのでは」と期待する声につながった面もあるかもしれません。
ただし、これはあくまで初回の有効期間の延長です。車検制度そのものは続いています。
(出典:金融庁 自賠責保険審議会資料小型二輪自動車の車検期間の延長について(平成19年1月))
※要確認:初回車検期間延長の正確な施行日を、国土交通省の資料等でご確認ください。
250cc以下には車検がないため混同されやすい
250ccと400ccは、排気量の差がそこまで大きいわけではありません。
見た目や車格が近い車種もあるため、「250ccは車検なしなのに、なぜ400ccは必要なの?」と感じる方もいると思います。
こうした疑問から、「400ccまで車検不要になるのでは」という噂が広まりやすいのかもしれません。
ただ、車検の有無を分けている基準は、現在も「250cc」のままです。
手続きの電子化も車検廃止ではない
2025年4月から、小型二輪の新車新規検査と継続検査が、オンラインで申請できる「OSS(ワンストップサービス)」の対象になりました。
あわせて、継続検査のときに紙の納税証明書を見せる必要も、原則としてなくなっています(窓口での申請も対象)。
「窓口に行かなくてよくなった」という話が、「車検がなくなった」と誤解されることもあるようです。
申請がオンラインになっても、車両の検査そのものがなくなるわけではありません。
(出典:国土交通省自動車保有関係手続の電子化に伴う対象車種の拡大)
車検が当面続くとなると、気になるのは費用のことだと思います。次の章で、実際にいくらかかるのかを確認しましょう。
400ccバイクの車検はいくらかかる?
「車検がなくなってほしい」と感じる一番の理由は、やはり費用ではないでしょうか。
ここでは、車検費用の内訳と、負担を抑える方法を見ていきます。
車検費用は法定費用と整備費用に分かれる
車検費用は、大きく「法定費用」と「整備費用」の2つに分かれます。
法定費用は、どこで車検を受けても基本的に同じ金額です。
| 項目(自家用・2年分) | 金額 | 補足 |
|---|---|---|
| 自賠責保険料(24か月) | 8,760円/9,640円 | 保険の始期が2026年10月31日までなら8,760円、11月1日以降なら9,640円(本土の場合) |
| 自動車重量税 | 3,800円 | 新車から13年経過で4,600円、18年経過で5,000円 |
| 検査手数料 | 2,100円 | 運輸支局への持ち込み検査の場合(2026年4月1日以降) |
たとえば、新車から13年未満のバイクで、2026年11月以降に自賠責を更新する場合、法定費用の合計は15,540円です。
法定費用だけなら、2年分でおよそ1万5千円前後がひとつの目安です。
なお、沖縄県や離島では自賠責保険料が異なります。また、依頼先や手続きの方法によって検査手数料が変わる場合もあります。
(出典:国土交通省自動車の登録・検査の法定手数料変更について(令和8年4月1日))
(出典:国土交通省令和8年度税制改正の大綱(抜粋))
(出典:損害保険料率算出機構自動車損害賠償責任保険基準料率)
※要確認:自賠責保険料の出典リンク(損害保険料率算出機構の基準料率表)のURLを設定し、金額を最新情報と照合してください。
バイク店に頼む場合は整備内容で金額が変わる
バイク店や整備工場に車検を依頼する場合は、法定費用に加えて次のような費用がかかります。
- 点検整備料(車検前の点検にかかる工賃)
- 車検代行手数料
- 交換部品代(タイヤ・ブレーキパッド・オイルなど)
このうち、交換部品代はバイクの状態によって大きく変わります。
そのため、「400ccの車検はいくら」と一律の金額で比べるのは、少し難しいのが実情です。
依頼する前に見積もりを出してもらい、何にいくらかかるのかを確認しておくと、あとから驚かずに済みます。
ユーザー車検なら費用を抑えられる
「400cc 車検 自分で」と調べている方もいると思います。
車検は、自分でバイクを運輸支局などへ持ち込んで受けることもできます。これを「ユーザー車検」といいます。
店舗の代行手数料や点検整備料がかからないぶん、費用を抑えやすいのが特徴です。
事前にインターネットで検査の予約をし、車検証や自賠責保険の証明書、点検整備記録簿などを用意して受検します。
ただし、整備が不十分なまま受けると不合格になることがあり、安全面でも不安が残ります。事前の点検整備は、自分で行うかお店に依頼するかを含めて考えておきましょう。
「少しでも車検の負担を軽くしたい」と感じた方は、ユーザー車検のやり方と必要書類やバイクの車検を安くする方法もあわせて参考にしてみてください。
車検費用のイメージがついたところで、次は250ccとの維持費の違いを見ていきます。
250ccと400ccは車検以外にも維持費が違う
「車検がなくなるなら400ccにしたい」と考えている方は、車検以外の維持費の違いも知っておくと判断しやすくなります。
ここでは、250ccと400ccの違いを、車検・税金・整備の3つの面から整理します。
250cc以下は車検がない
いちばん大きな違いは、やはり車検の有無です。
250cc以下のバイクには車検がないため、2年ごとの法定費用や車検整備の費用がまとめてかかることはありません。
一方で、自賠責保険は250cc以下でも加入が必要です。車検のタイミングで更新されないぶん、期限切れにならないよう自分で管理する必要があります。
税金や整備費も含めて比較する
維持費の差は、車検代だけではありません。主な項目を比べると、次のようになります。
| 項目 | 250cc以下(軽二輪) | 250cc超(400ccなど) |
|---|---|---|
| 車検 | なし | 初回3年・以後2年ごと |
| 軽自動車税(年額) | 3,600円 | 6,000円 |
| 自動車重量税 | 新車購入時のみ | 車検ごとに2年分 |
| 自賠責保険料(24か月) | 8,920円/9,780円 | 8,760円/9,640円 |
※自賠責保険料は、保険の始期が2026年10月31日まで/11月1日以降の金額(本土の場合)です。
自賠責保険料は、250ccと400ccで大きな差はありません。
また、タイヤやオイルなどの消耗品、任意保険の保険料は、排気量だけでなく車種や乗り方によっても変わります。
維持費の差は「車検代だけ」ではなく、税金や消耗品を含めた総額で見ることが大切です。
(出典:総務省平成28年度から軽自動車税の税率が変わります)
※要確認:軽自動車税の税額は、お住まいの市区町村の案内もあわせてご確認ください。
車検がない250ccも点検や整備は必要
「車検がない=メンテナンスしなくていい」というわけではありません。
250cc以下のバイクでも、使用者には日頃の点検や定期的な整備を行うことが求められています。
ブレーキやタイヤ、チェーンなどは、排気量に関係なく走るほど消耗していきます。
車検がないぶん、整備のタイミングは自分で管理する必要があります。
見方を変えると、400ccの車検には「2年ごとにプロの目でチェックしてもらえる」という安心感もあります。費用面だけでなく、こうした点もあわせて考えてみてください。
250ccと400ccの維持費をもう少し具体的に比べたい方は、250ccと400ccの維持費を比較した記事も参考になると思います。
ここまでの内容をふまえて、最後に「廃止を待つべきか」を考えていきましょう。
車検廃止を待って400ccを買う必要はない
ここまで見てきたように、400ccの車検廃止は現時点で決まっていません。
未確定の制度変更を待つよりも、今の制度を前提に考えるほうが現実的です。
現在の車検制度を前提に維持費を考える
もし将来、制度が変わる可能性があったとしても、それがいつになるのかは誰にも分かりません。
廃止を待っているあいだに、乗りたいバイクに乗れる時間が過ぎてしまうこともあります。
それよりも、2年ごとの車検費用をあらかじめ予算に組み込んでおくほうが、安心してバイクを楽しめるはずです。
法定費用に加えて、交換部品などの整備費も見込んでおくと、車検のたびに慌てずに済みます。
250ccか400ccかは総額と乗り方で判断する
250ccと400ccのどちらがよいかは、車検の有無だけでは決まりません。
- 高速道路をよく使う・長距離ツーリングが多い
- 街乗りや通勤・通学が中心
- 乗りたい車種がどちらのクラスにあるか
- 車両価格と、毎年・2年ごとの維持費の総額
こうした点をあわせて考えると、自分に合うクラスが見えてきます。
「どちらが正解か」よりも「自分の使い方に合うかどうか」で選ぶのがおすすめです。
最後に、よくある質問をまとめておきます。
バイク400ccの車検廃止についてよくある質問

ここでは、400ccバイクの車検について、よく検索されている疑問に簡潔にお答えします。
本文の内容をさっと振り返りたいときにもお使いください。
400ccバイクの車検廃止はいつからですか?
2026年9月時点では、廃止の時期は決まっていません。
国土交通省から、小型二輪の車検を廃止するという正式な発表も出ていません。現在は、これまでどおり車検を受ける必要があります。
400ccバイクの車検は何年ごとですか?
自家用の場合、新車は初回が3年後、その後は2年ごとです。
2025年4月からは、有効期間満了日の2か月前から車検を受けられるようになっています。
400ccバイクの車検はどこで受けられますか?
主な選択肢は次のとおりです。
- バイク販売店・バイクショップ
- 整備工場(指定工場・認証工場)
- 運輸支局など(ユーザー車検)
費用や手間、整備をどこまで任せたいかによって、選び方が変わります。
400ccバイクの車検は自分でもできますか?
ユーザー車検として、自分で運輸支局などに持ち込んで受けることができます。
ただし、事前の点検整備と検査の予約が必要です。整備に自信がない場合は、点検だけお店に依頼するという方法もあります。
制度は今後見直される可能性もあります。車検について気になることがあれば、国土交通省などの最新情報もあわせて確認してみてください。
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