プッシュスタートのエンジンが切れない原因とは?安全に停止させる方法

プッシュスタート エンジン 切れない原因

プッシュスタートの車でエンジンが切れないと焦ってしまいますよね。

特に以下のような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?

  • プッシュスタートボタンを押してもエンジンが止まらず、どうすればよいか分からない
  • スマートキーの反応が悪く、エンジン停止の操作がうまくいかない
  • バッテリーや電子制御のトラブルでエンジンが切れない可能性があると聞いたが、詳しく知りたい

このようなトラブルを放置すると、燃料やバッテリーの消耗が早まるだけでなく、電子制御システムに負荷がかかり、最悪の場合、車が動かなくなることもあります

また、万が一の緊急時にエンジンを止められないと、事故やトラブルに発展する危険性もあります。

そこで、本記事ではプッシュスタートのエンジンが切れない原因を詳しく解説し、それぞれの対処法を分かりやすく説明します

スマートキーの不具合やシフトレバーの誤作動、バッテリーの問題など、具体的なトラブルとその解決策を紹介します。

この記事を読むことで、エンジンが切れない原因を特定し、適切に対応できるようになります。さらに、今後同じトラブルを防ぐための予防策も知ることができるでしょう。

この記事のポイント
  • プッシュスタートのエンジンが切れない主な原因と対処法を理解できる
  • スマートキーやバッテリーの不具合がエンジン停止に影響することを知れる
  • 車種ごとのエンジントラブルの特徴や対応策を把握できる
  • 正しいプッシュスタートのエンジン停止方法を学べる
ヒロシ
ヒロシ

プッシュスタート車のトラブルは、適切な知識を持っていれば冷静に対応できます。安全にエンジンを停止させる方法を知り、安心して車を利用できるようにしましょう。

プッシュスタートでエンジンが切れない原因とは?

  • プッシュスタートでエンジンが止まらないのはなぜ?
  • スマートキーの不具合
  • 切れない原因はバッテリーの可能性も
  • 車の鍵が回らない場合の対処法
  • ACC状態が及ぼすエンジンへの影響
  • キーオフしたのにエンジンが止まらない原因

プッシュスタートでエンジンが止まらないのはなぜ?

プッシュスタートでエンジンが止まらない現象は、多くのドライバーにとって驚きや不安を伴う問題です。

通常、プッシュスタート式の車はボタンを押すことで簡単にエンジンを始動・停止できます。

しかし、何らかの要因でエンジンが停止しないケースが発生します。

これには複数の理由が考えられるため、ここでは主な原因とその対処法を詳しく解説します。

まず考えられるのは、シフトレバーが「P(パーキング)」に正しく入っていないことです。

多くの車は、安全装置としてシフトレバーがPに入っていないとエンジンを完全に停止できない仕組みになっています。

見た目ではPに入っているように見えても、内部のセンサーが正しく認識していないこともあります。

そのため、シフトレバーをしっかりと押し込む、または一度別のギアに入れてから再度Pに戻すといった方法を試してみるとよいでしょう。

次に、スマートキーや車の電子システムの不具合が原因である可能性があります。

スマートキーの電池が弱っていたり、車両側の受信機が誤作動を起こしていると、エンジン停止の信号が正しく伝わらないことがあります。

この場合、スマートキーをエンジンスタートボタンの近くに持ってきて、もう一度ボタンを押してみると改善することがあります。

それでも解決しない場合は、スマートキーの電池交換や、ディーラーでの点検を検討しましょう。

また、エンジンの電子制御ユニット(ECU)や関連するソフトウェアに問題が生じている場合も、エンジンが停止しない原因となります。

特にハイブリッド車などでは、エンジンとモーターが複雑に連携しており、制御システムが正常に動作しないとエンジンが止まらないことがあります。

このような場合は、車を一度完全に停止させたうえで、再起動を試みるのも一つの方法です。

それでも改善しない場合は、速やかに専門の整備工場やディーラーで診断を受けることをおすすめします。

最後に、電装品の影響にも注意が必要です。

シガーソケットにスマホ充電器やモバイルバッテリーを接続していると、電流が逆流し、アクセサリー電源がオフにならないケースがあります。

この状態ではエンジンを止めたつもりでも、一部の電源が維持されてしまい、エンジン停止が正常に機能しないことがあります。

アクセサリー類を一度全て外し、再度エンジンを停止してみるのも有効な対策です。

以上のように、プッシュスタートでエンジンが止まらない場合には、シフトレバーの確認、スマートキーの点検、電子システムのリセット、電装品のチェックといった方法を試してみるとよいでしょう。

それでも改善しない場合は、専門のメカニックによる診断を受けるのが最も安全な選択肢となります。

スマートキーの不具合

スマートキーは、車のエンジン始動やドアロック解除を簡単に行える便利なシステムですが、不具合が発生するとエンジンが切れないというトラブルに直面することがあります。

このような問題は電子制御によるものが多く、主にスマートキー自体の故障、車両側の受信機の異常、電波干渉などが関係しています。

最もよくある原因の一つが、スマートキーの電池切れです。

スマートキーは微弱な電波を発信し、車両側のセンサーがその信号を受け取ることでエンジンの始動や停止を管理しています。

しかし、電池が消耗すると十分な電波を送ることができず、エンジンを止める指示が正しく伝わらないことがあります。

新しい電池に交換することで解決するケースが多いので、まずは電池交換を試してみるとよいでしょう。

一方、スマートキーの故障も考えられます。

例えば、キー内部の回路が損傷している場合や、物理的な衝撃を受けたことで信号が正しく発信できなくなるケースがあります。

この場合、スペアキーを使用してエンジンを停止できるか確認すると、原因を切り分けることができます。

スペアキーでも同じ症状が出る場合は、車両側の受信機に問題がある可能性が高いため、ディーラーでの点検をおすすめします。

また、周囲の環境による電波干渉も無視できません。

スマートキーは無線通信を利用しているため、近くに強い電磁波を発する機器があると、車両との通信が正常に行えなくなることがあります。

例えば、大型の電波塔、強力なWi-Fi機器、送電線の近くではこの現象が起こる可能性があります。

もし特定の場所でのみエンジンが切れない場合、車を別の場所に移動して再試行すると改善することもあります。

さらに、車両側のスマートキー受信機や電子制御システムのトラブルも考えられます。

これらが誤作動すると、エンジンを停止するための信号が正常に処理されなくなり、結果としてエンジンが止まらない状態が続くことがあります。

この場合、車のバッテリーを一度外して再接続することで、システムをリセットするのも有効です。

ただし、これは一時的な対処法であり、根本的な問題の解決にはディーラーでの点検が必要です。

このように、スマートキーの不具合が原因でエンジンが切れない場合、まずは電池交換を試し、スペアキーでの動作確認、周囲の電波干渉の影響を調べることが重要です。

それでも解決しない場合は、専門の点検を受けることで、より安全に問題を解決できます。

原因はバッテリーの可能性も

エンジンが切れない原因として、バッテリーの不具合が関係していることもあります。

多くのドライバーはバッテリーが上がるとエンジンがかからなくなると考えがちですが、逆にエンジンが切れないケースも存在します。

これは、車の電子制御システムが正常に動作せず、エンジンの停止信号が適切に処理されないためです。

バッテリーの電圧が低下している場合、車のコンピューターが誤作動を起こし、エンジンを止める指示が適切に伝わらないことがあります。

特に、古いバッテリーや長期間交換していないバッテリーでは、このような現象が起こりやすくなります。

バッテリーの端子が緩んでいたり、腐食していたりすると、電圧が不安定になり、電子制御システムの誤作動につながることもあります。

この場合、バッテリーの状態を点検し、端子の掃除や締め直しを行うことで改善する可能性があります。

それでも解決しない場合は、バッテリーの交換を検討し、必要に応じてディーラーや整備工場で診断を受けることが望ましいでしょう。

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車の鍵が回らない場合の対処法

車の鍵が回らないと、エンジンを切ることができず焦ってしまうかもしれません。

この問題は、物理的な要因や電子制御システムの不具合によって発生することが多いため、まずは冷静に原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。

一つ目の原因として、ハンドルロックがかかっている可能性があります。

多くの車は、エンジンを停止した状態でハンドルを動かすと、盗難防止のためにハンドルロックが作動します。

この状態になると、鍵が回らなくなることがあります。対処法としては、ハンドルを左右どちらかに回しながら、鍵をゆっくり回してみてください。

これによりロックが解除され、鍵が回る可能性があります。

次に考えられるのは、シフトレバーの位置が適切でないことです。

オートマチック車の場合、シフトレバーが「P(パーキング)」に正しく入っていないと、鍵を回すことができない設計になっていることがあります。

見た目ではPに入っているように見えても、内部のスイッチが反応していない可能性もあるため、シフトレバーをしっかりと押し込み、再度試してみるとよいでしょう。

鍵自体の故障も原因の一つです。

長年使用している鍵は、摩耗や変形によってシリンダーにうまくかみ合わなくなることがあります。

この場合、スペアキーを使ってみることで問題が解決することがあります。

スペアキーでも回らない場合は、イグニッションシリンダーの内部に汚れが溜まっているか、シリンダー自体が故障している可能性があります。

専用の潤滑剤を使用してシリンダーを清掃するか、修理工場で点検を受けることをおすすめします。

さらに、バッテリーの問題によっても鍵が回らなくなることがあります。

バッテリーが完全に上がっていると、電子制御システムが機能せず、鍵が正常に回らないことがあるのです。

この場合、ブースターケーブルを使って他の車からバッテリーを供給するか、ロードサービスを利用してバッテリーを充電・交換すると解決できます。

これらの方法を試しても鍵が回らない場合、イグニッションスイッチの故障や電気系統の異常が考えられます。

無理に鍵を回そうとするとシリンダーが破損する恐れがあるため、専門の整備工場やディーラーで診断を受けることをおすすめします。

ACC状態が及ぼすエンジンへの影響

エンジンを停止したつもりなのに、メーターの表示やオーディオなどが動き続けているという状況に陥ることがあります。

これは車の電源がACC(アクセサリー)モードに留まっているために起こる現象であり、特定の条件下で発生しやすくなります。

まず考えられるのは、スタートボタンの押し方の問題です。

プッシュスタート式の車では、通常はボタンを短く押すとACCモードになり、さらに押すことで電源がOFFになります。

しかし、ボタンを適切に押していないとACCモードのままになってしまうことがあります。この場合、ブレーキを踏まずにもう一度ボタンを押すことで完全に電源がオフになるか確認しましょう。

次に、シフトレバーの位置がP(パーキング)に正しく入っていないことが原因となることがあります。

シフトが完全にPに入っていないと、車のシステムが「運転中」と認識し、エンジン停止ができないことがあります。

見た目ではPに入っているように見えても、内部のセンサーが反応していない場合があるため、一度シフトレバーを別のギアに入れてから再度Pに戻すと、電源が完全にオフになることがあります。

また、スマートキーの異常も影響を及ぼすことがあります。

スマートキーが正常に車と通信できない場合、エンジンを完全に停止するための信号が正しく送られず、ACCモードが解除されないことがあります。

この場合、スマートキーをエンジンスタートボタンの近くに持っていき、再度電源をオフにする操作を試してみてください。

さらに、車内の電装品の影響にも注意が必要です。

例えば、スマートフォンをシガーソケットで充電している場合、電流が逆流し、車のアクセサリー電源がオフにならないことがあります。

特に、品質の低い充電器やモバイルバッテリーを使用していると、このような問題が起こりやすくなります。

対処法としては、一度すべての電装品を取り外してからエンジンをオフにすることです。

もしこれらの対処を試してもACC状態が続く場合は、車両の電子制御システムに不具合がある可能性があります。

この場合、ディーラーや整備工場で診断を受け、必要に応じてソフトウェアの更新や部品交換を行うことが重要です。

キーオフしたのにエンジンが止まらない原因

エンジンを停止したはずなのに、車が動き続けるという現象は、安全面でも重大な問題となり得ます。

これは車両の電子制御システムの誤作動や、機械的なトラブルによって引き起こされることが多く、迅速な対応が求められます。

まず、プッシュスタートボタンの誤作動が考えられます。

スタートボタンが正常に作動しないと、エンジン停止の指示が適切に伝わらないことがあります。

長押しすることで強制的にエンジンを停止できる場合があるため、試してみてください。

それでもエンジンが止まらない場合は、キーを複数回押してみると改善することもあります。

また、スマートキーの電池切れによってエンジンが切れないこともあります。

スマートキーの信号が弱まると、車がキーを認識できず、エンジンを停止できないことがあります。

この場合は、スマートキーをエンジンスタートボタンに直接近づけて押してみると、停止できる可能性があります。

さらに、車両のバッテリーや電子制御システムの異常も影響することがあります。

特にバッテリーの電圧が不安定になっている場合、車のコンピューターが誤作動を起こし、エンジンが止まらなくなることがあります。

この場合、バッテリーの接続状態を確認し、端子が緩んでいないか、腐食していないかを点検するとよいでしょう。

もし、これらの方法を試してもエンジンが止まらない場合、車のヒューズを抜く、またはバッテリーのマイナス端子を外すことで強制的に電源を遮断する方法もあります。

ただし、この方法は応急処置であり、必ず専門の整備士に診てもらうことが必要です。

このような症状が頻繁に発生する場合は、電子制御システムのソフトウェア更新や部品交換が必要なケースもあります。

安全のためにも、できるだけ早くディーラーや整備工場で点検を受けることをおすすめします。

プッシュスタートでエンジンが切れない時の対処法

  • トヨタ車でエンジンが切れない時の確認点
  • スズキ車のエンジンが切れない場合の対策
  • ホンダ車(N-BOX)のエンジンが切れない原因と対処法
  • 正しいプッシュスタートのエンジンの切り方

トヨタ車でエンジンが切れない時の確認点

トヨタ車でエンジンが切れない場合、いくつかの原因が考えられます。

特にプッシュスタート式の車両では、電子制御システムが関与しているため、問題が発生すると簡単にエンジンを停止できないことがあります。

ここでは、トヨタ車でエンジンが切れない際に確認すべきポイントを解説します。

まず、シフトレバーの位置が「P(パーキング)」に正しく入っているかを確認してください。

トヨタ車の多くは、シフトレバーがPに入っていないとエンジンが停止しない仕組みになっています。

見た目ではPに入っているように見えても、内部のセンサーが正常に作動していない場合、システムがエンジン停止を許可しないことがあります。

この場合、シフトレバーを一度別のギアに動かしてから、改めてPに戻し、スタートボタンを押してみると解決することがあります。

次に、スマートキーの状態を確認しましょう。

スマートキーの電池が弱くなっていると、車両側がキーを正しく認識できず、エンジンが切れないことがあります。

スマートキーの電池を交換する、またはキーをエンジンスタートボタンに直接近づけて再度操作することで解決する可能性があります。

スペアキーがあれば、それを試してみるのもよい方法です。

また、電子制御システム(ECU)の誤作動が原因でエンジンが停止できないこともあります。

トヨタ車のハイブリッドモデルなどは特に電子制御が複雑であり、ECUの不具合によってエンジン停止が正常に行われないケースがあります。

この場合、車を安全な場所に停車させ、一度ドアを開閉する、ブレーキを踏み直すなどの操作を行った後、もう一度スタートボタンを押してみると改善することがあります。

さらに、アクセサリー電源(ACC)がオフになっているかも確認してみてください。

システムの仕様によっては、エンジン停止後にACCがオンのままになり、ナビやオーディオなどが作動し続けることがあります。

スタートボタンをもう一度押して完全に電源をオフにできるか試してみましょう。

これらを試してもエンジンが切れない場合は、プッシュスタートボタンを長押し(約5秒)して強制停止する方法もあります。

この操作でエンジンが停止しない場合、バッテリーや電子系統の深刻な不具合が考えられるため、速やかにディーラーや整備工場で診断を受けることをおすすめします。

スズキ車のエンジンが切れない場合の対策

スズキ車でエンジンが切れない場合、電子制御の問題や車両の設定による影響が考えられます。

特にハスラーやスペーシア、ワゴンRといったモデルでは、エンジンの停止手順を誤るとACCモードが維持されたり、完全にオフにならなかったりすることがあります。

ここでは、スズキ車でエンジンが切れない場合の対策を解説します。

まず、シフトレバーが「P(パーキング)」に正しく入っているか確認しましょう。

スズキ車も他のメーカー同様、シフトレバーがPに入っていないとエンジンが完全に停止しない仕様になっています。

一度シフトレバーをD(ドライブ)やN(ニュートラル)に入れてから再びPに戻し、エンジン停止操作を試みてください。

次に、スマートキーの状態を確認することも重要です。

スズキ車のスマートキーは、電池が弱くなるとエンジン停止の信号が正しく送られず、エンジンが切れないことがあります。

この場合、スマートキーをエンジンスタートボタンに近づけて再試行すると解決する可能性があります。

スマートキーの電池交換を行うと、今後のトラブル予防にもなるでしょう。

また、電子制御システム(ECU)のリセットを試すのも一つの方法です。

スズキ車では、ECUが一時的に誤作動してエンジン停止ができなくなることがあります。

この場合、一度エンジンを再起動し、正しい手順でエンジン停止を行うことで解決することがあります。

さらに、バッテリーの状態が悪いと電子システムが不安定になり、エンジン停止に影響を与えることもあります。

バッテリー端子の緩みや腐食がないか確認し、問題があれば清掃または締め直すとよいでしょう。

それでもエンジンが切れない場合、プッシュスタートボタンを5秒以上長押しして強制停止を試してみてください。

これでも停止しない場合は、バッテリーのマイナス端子を外して再接続することでリセットできる可能性があります。

ただし、この作業は車両の設定がリセットされるリスクがあるため、慎重に行うか、専門家に依頼するのが賢明です。

スズキ車のエンジンが切れない問題が頻発する場合は、ディーラーでECUの診断を受けることをおすすめします。

場合によってはソフトウェアの更新が必要になることもあるため、定期的な点検を怠らないようにしましょう。

ホンダ車(N-BOX)のエンジンが切れない原因と対処法

ホンダのN-BOXでエンジンが切れないというトラブルは、主に電子制御システムやスマートキーの問題によって発生することがあります。

特にプッシュスタート式の車両では、ボタン操作やバッテリー状態によってエンジンが停止しないことがあるため、適切な対処を行うことが重要です。

まず、シフトレバーが正しくP(パーキング)に入っているか確認してください。

N-BOXでは、シフトレバーがPに入っていないとエンジンが停止しないように設計されています。

一見Pに見えても、内部のセンサーが認識していないとエンジンが切れないことがあります。

シフトレバーをしっかり押し込む、または一度他のギアに入れてからPに戻すことで解決することが多いです。

次に、スマートキーの電池が切れていないかチェックしましょう。

スマートキーの電池が消耗していると、エンジン停止の信号が正常に送られず、エンジンが切れないことがあります。

スマートキーをスタートボタンの近くに持ってきて、再度停止操作を試すとよいでしょう。

また、エンジンの電子制御システム(ECU)の誤作動が影響している場合もあります。

この場合、一度エンジンを再起動し、正しい手順でエンジンを停止してみることで解決することがあります。

それでも改善しない場合は、プッシュスタートボタンを長押し(約5秒)することで、強制的にエンジンを停止できる可能性があります。

それでも解決しない場合は、ディーラーでの診断を受け、電子システムの点検やバッテリーの状態を確認することが必要です。

特にN-BOXは電子制御の影響を受けやすいため、定期的な点検を行い、トラブルを未然に防ぐことが重要です。

正しいプッシュスタートのエンジンの切り方

プッシュスタート式のエンジンは、キーを差し込む必要がないため便利ですが、正しい操作を知らないとエンジンを完全に停止できないことがあります。

特に初めてプッシュスタート式の車を運転する場合、「エンジンが切れない」「電源が残っている」といった問題に戸惑うこともあるでしょう。

ここでは、エンジンの適切な切り方を詳しく解説します。

基本的なエンジンの切り方

プッシュスタート式の車では、エンジンを切るために以下の手順を踏むことが一般的です。

  1. 車両を完全に停止させる
    まず、車を安全な場所に停車させます。オートマ車の場合、ブレーキを踏みながらシフトレバーを「P(パーキング)」に入れることが重要です。Pに入っていないと、エンジンが停止しない設計の車種が多いため注意してください。
  2. エンジンスタートボタンを押す
    シフトレバーがPに入っていることを確認したら、**ブレーキを踏んだまま、エンジンスタートボタンを1回短く押します。**これでエンジンが停止します。
  3. 電源が完全にオフになったか確認する
    エンジンは止まっても、アクセサリーモード(ACC)がオンのままだと、ナビやオーディオなどの電源が残ることがあります。この場合、ブレーキを踏まずにもう一度エンジンスタートボタンを押すことで完全に電源がオフになります。

車種によって異なる注意点

一部の車種では、プッシュスタートボタンを押しただけでは完全に電源が切れないことがあります。以下の点もチェックしてみましょう。

  • ドアを開けることで電源が完全にオフになる車種もある
    例えば、トヨタの一部の車種では、エンジンを切った後に運転席のドアを開けることで電源が完全にオフになる仕様になっています。もしエンジンが切れたのに電源が残る場合は、ドアを開閉してみると解決することがあります。
  • シフトレバーの誤作動に注意
    シフトレバーがPに完全に入っていない場合、エンジン停止の信号が正常に送られず、エンジンが切れないことがあります。Pに入れ直してから、再度エンジンスタートボタンを押してください。
  • バッテリーが弱っていると電源がオフにならないことがある
    スマートキーのバッテリーが消耗していると、エンジン停止の信号が正しく送られず、エンジンが切れない場合があります。スマートキーをスタートボタンに近づけてから操作すると改善する可能性があります。

エンジンが切れない場合の対処法

もしエンジンが切れない場合は、以下の方法を試してみてください。

  1. プッシュスタートボタンを長押しする
    通常のエンジン停止方法で切れない場合、エンジンスタートボタンを2秒以上長押しすることで強制停止できる車種があります。特に緊急時にはこの方法が有効です。
  2. シフトレバーを操作し直す
    シフトレバーを「P」から別のギア(DやN)に入れ、再度Pに戻してからエンジンを切ると、正常に停止できることがあります。
  3. スマートキーをスタートボタンに近づける
    スマートキーの電池が弱まっている場合、車両側がキーを認識できず、エンジンを完全に停止できないことがあります。この場合、スマートキーをスタートボタンに直接かざしてからボタンを押すと、正しくエンジンが切れることがあります。
  4. 車両のバッテリーを確認する
    車両のメインバッテリーが弱っていると、電子制御が正常に動作せず、エンジンが切れないことがあります。ダッシュボードの警告灯が点灯していないか確認し、バッテリーの状態をチェックしてください。
  5. ディーラーや整備工場に相談する
    上記の方法でもエンジンが切れない場合は、電子制御システムの不具合が考えられます。この場合は、自分で無理に対処しようとせず、ディーラーや整備工場に相談しましょう。

まとめ

プッシュスタート式のエンジンは便利な機能ですが、正しい操作方法を知らないと、エンジンが切れずに焦ってしまうこともあります。

基本的な手順としては、「車を完全に停止する」「シフトレバーをPに入れる」「スタートボタンを押す」「ACCをオフにする」の4つをしっかり守ることが大切です。

また、車種によって仕様が異なるため、車の取扱説明書を確認し、適切な手順でエンジンを切るようにしましょう。

プッシュスタートでエンジンが切れない原因と対策

この記事のまとめ
  • シフトレバーがPに正しく入っていない
  • スマートキーの電池切れや故障が影響している
  • 車両側のスマートキー受信機が誤作動している
  • 電子制御ユニット(ECU)のトラブルでエンジンが止まらない
  • 電波干渉によりスマートキーの信号が届かない
  • スタートボタンの押し方が適切でない
  • ハンドルロックが作動して鍵が回らない
  • バッテリーの電圧低下によりシステムが誤作動している
  • シガーソケットの電装品が電源を保持している
  • トヨタ・スズキ・ホンダなど車種ごとに異なる仕様がある
  • アクセサリーモード(ACC)が維持されたままになっている
  • スペアキーを試すことでスマートキーの不具合を確認できる
  • シフトレバーを一度動かしてPに戻すとエンジンが切れることがある
  • スタートボタンを長押しすると強制的にエンジンを停止できる
  • 最終的にディーラーや整備工場で診断が必要なケースもある

プッシュスタート式の車でエンジンが切れない原因として、まずシフトレバーが「P」に正しく入っているか確認しましょう。

センサーが認識していない場合、一度他のギアに入れてからPに戻すと改善することがあります。

次に、スマートキーの電池切れや故障が考えられます。電池を交換する、スペアキーを試す、エンジンスタートボタンの近くにキーを置くなどの対策を試してください。

また、バッテリーの電圧低下や電子制御システム(ECU)の誤作動も影響することがあります。バッテリーの状態を確認し、端子の緩みがないかチェックするとよいでしょう。

上記を試しても解決しない場合は、スタートボタンを長押しするか、ディーラーや整備工場で点検を受けてください。

以上、この記事が参考になれば幸いです。

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