タントのスマホホルダー取り付け位置でお悩みではありませんか。
便利なカー用品ですが、どこに取り付けるのが最適か迷うものです。
特に、視界の確保や操作性を考えると、設置場所は慎重に選びたいところ。
また、車にスマホスタンドを設置する際の基本的な位置や、エアコン式と吸盤式のどちらがよいのか?という疑問もよく聞かれます。
この記事では、現行モデルはもちろん、人気のl375sやla600sといった型式ごとのスマホホルダー情報にも触れていきます。
さらに、100均で手軽に購入できる商品の詳細や、知らずにやってしまいがちなスマホホルダーの違反位置、そして車にスマホホルダーを付けたら罰金はいくらなのか?といった法律に関する不安も解消します。
他車種としてプリウスのスマホホルダー取り付け位置も参考にしながら、あなたにとって最適なタントのスマホホルダーおすすめ品を見つけるお手伝いをします。
- タントのモデルごとに最適なスマホホルダーの取り付け位置
- 法律違反にならず安全に使える設置場所のルール
- 吸盤式とエアコン吹き出し口タイプのメリットとデメリット
- 100均商品から人気モデルまで具体的なおすすめホルダー
タントのスマホホルダー取り付け位置と基本
- 車のスマホスタンド位置の基礎知識
- エアコン式と吸盤式のどちらがいいですか?
- スマホホルダーおすすめモデル紹介
- 旧型タントl375sのスマホホルダー情報
- 人気モデルタントla600sのスマホホルダー
- タントに合うスマホホルダーは100均にある?
車のスマホスタンド位置の基礎知識
車内でスマホホルダーを使用する際、まず知っておくべきなのは安全かつ法律で認められた設置場所です。
運転の妨げにならず、視界を遮らないことが大前提となります。
いくら便利なホルダーでも、取り付け位置を誤ると危険なだけでなく、交通違反にあたる可能性があるので注意が必要です。
一般的に、スマホホルダーの設置が推奨される場所は以下の3つです。
安全なスマホホルダー設置場所

- ダッシュボードの上:視線移動が少なく、ナビ画面などを確認しやすい最もポピュラーな位置です。ただし、前方の死角ができないように設置高には注意しましょう。
- エアコンの吹き出し口:比較的コンパクトに収まり、夏場はスマホの冷却効果も期待できます。ただし、フィン(羽根)の形状によっては取り付けられない場合もあります。
- ドリンクホルダー:アーム付きのホルダーを使えば、操作しやすい位置に固定できます。視界を全く妨げない点が大きなメリットです。
これらの場所は、運転操作に直接干渉しにくく、前方の視界を確保しやすいという共通点があります。
特にタントのような軽自動車は車内空間が限られているため、どこに設置すればスペースを有効活用しつつ安全を確保できるかが重要なポイントになります。
エアコン式と吸盤式のどちらがいい?

スマホホルダーの取り付け方法は、主に「エアコン吹き出し口タイプ」と「吸盤タイプ」の2種類が主流です。
どちらを選ぶべきか悩む方も多いですが、それぞれにメリット・デメリットがあるため、ご自身の使い方に合ったものを選ぶことが大切です。
ここでは、両者の特徴を比較してみましょう。
タイプ | メリット | デメリット |
---|---|---|
エアコン吹き出し口 | ・取り付けが手軽 ・視界を遮りにくい ・夏場はスマホを冷却できる | ・車種のフィン形状に左右される ・冬場の暖房でスマホが熱くなる ・ホルダーの重みでフィンが破損する可能性 |
吸盤・ゲル | ・設置場所の自由度が高い ・強力な固定力で安定感がある ・アームで角度や距離を調整可能 | ・ダッシュボードの素材によっては跡が残る ・長期間の使用や熱で吸着力が落ちる ・大型のものは視界の妨げになる可能性 |
長距離運転が多く、ナビをしっかり固定したい方には安定性の高い吸盤式がおすすめです。
一方で、付け外しを手軽に行いたい方や、車内をスッキリ見せたい場合はコンパクトなエアコン式が向いていると言えますね。
タントの場合、ダッシュボードのスペースが比較的広いため吸盤タイプも設置しやすいですが、エアコン吹き出し口も扱いやすい位置にあります。
ご自身のライフスタイルやスマホの使用頻度を考えて、最適なタイプを選択することが満足度を高めるカギとなります。
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スマホホルダーおすすめモデル紹介

市場には数多くのスマホホルダーがありますが、タントのオーナーから特に評価の高いモデルが存在します。
カーディーラーでも推奨されることがある商品は、汎用性と品質のバランスに優れていることが多いです。
その中でも、多くの方に支持されているのが、吸盤タイプとエアコン吹き出し口タイプの両方に対応した2in1モデルです。

これ一つあれば、購入後に「やっぱりあっちの場所が良かった」となっても、部品を付け替えるだけで対応できます。
おすすめモデルの特徴
例えば、カー用品店やオンラインストアで人気のある特定のモデルは、吸着力の強いゲル吸盤と、多様な形状のエアコンフィンに対応するクリップが同梱されています。
実際にタント(600系・650系)への装着実績も豊富で、ナビ横のダッシュボード上や吹き出し口など、オーナーの好みに合わせて柔軟に設置場所を変えられる点が魅力です。
また、最近ではワイヤレス充電(Qi)に対応したモデルも人気を集めています。
ナビアプリを使いながらだとスマホのバッテリー消費が激しくなりますが、これならホルダーに置くだけで充電が開始されるため、ケーブルを抜き差しする手間が省けて非常に便利です。

選ぶ際は、固定力や対応力だけでなく、アームの伸縮機能や角度調整の自由度などもチェックすると、より自分のドライビングポジションに合った使い方ができるでしょう。
旧型タントl375sのスマホホルダー情報
二代目タント(型式:l375s/l385s)は、現在も中古車市場で高い人気を誇るモデルです。このモデルの最大の特徴は、ハンドルの奥に配置されたセンターメーターです。
この独特なインパネデザインのため、スマホホルダーの取り付け位置には少し工夫が求められます。
l375sのオーナーから支持されている取り付け位置の一つが、ステアリング(ハンドル)の間です。メータークラスターの上部あたり、ハンドルの円の向こう側に設置することで、視線移動を最小限に抑えつつナビ画面を確認できます。
ステアリングの間にアームを伸ばして設置すると、まるで純正のメーターの一部のようにスマホを配置できます。この位置は左右のエアコン吹き出し口からの冷風が当たりやすいため、夏場にスマホが熱暴走してシャットダウンしてしまうのを防ぐ効果も期待できます。
この位置に設置する場合、ダッシュボード上部にあるアッパーボックス(収納)の開閉を妨げないように、ホルダーのアームの長さや角度を慎重に調整する必要があります。購入前に、ホルダーのサイズとアッパーボックスまでの距離を確認しておくと安心です。
センターメーターという特性を理解し、デッドスペースになりがちなハンドル奥の空間を有効活用するのが、l375sにおけるスマホホルダー設置のポイントと言えるでしょう。
人気モデルタントla600sのスマホホルダー
三代目タント(型式:la600s/la610s)は、助手席側のピラーレス構造「ミラクルオープンドア」で一世を風靡した人気モデルです。
このモデルの内装は、比較的なだらかなダッシュボードと、運転席から手が届きやすい位置にナビやエアコンパネルが配置されているのが特徴です。
la600sの場合、スマホホルダーの取り付け位置として人気が高いのはナビゲーションの横のスペースや、ダッシュボードの上です。特に、吸盤タイプのホルダーを使えば、自分が見やすい最適な位置に微調整して固定できます。
実際に、多くのユーザーがナビの横の平らなスペースを活用しています。この位置であれば、ナビ画面とスマホ画面を並べて表示できるため、ナビは地図、スマホは音楽再生や着信確認といった使い分けがしやすくなります。
ダッシュボードの素材によっては吸盤が付きにくいこともありますが、その場合は付属の吸盤取り付け用プレート(ベース)を貼り付けることで、安定した固定が可能になりますよ。
また、前述の吸盤とエアコンクリップの両方が使える2in1タイプのホルダーは、la600sでも非常に有効です。
実際に取り付けてみて、「やはり吹き出し口の方がスッキリする」と感じた場合でも、すぐに対応できるため、購入での失敗が少なくなります。
タントに合うスマホホルダーは100均にある?

「とりあえずスマホを置ければいい」「たまにしか使わないから高いものは不要」と考える方にとって、100円ショップのスマホホルダーは魅力的な選択肢です。
ダイソーやセリアなどの大手100円ショップでは、様々な種類の車用スマホホルダーが販売されています。
価格は110円から330円程度のものが多く、一般的なカー用品店の相場(2,000円~3,000円)と比較すると圧倒的に安価です。しかし、その使い勝手や耐久性はどうなのでしょうか。
- メリット:何と言っても圧倒的な低価格で、手軽に入手できる点です。種類も吸盤タイプやクリップタイプなど意外と豊富に揃っています。
- デメリット:価格相応に耐久性や安定感は低い傾向にあります。シンプルな構造のものが多く、走行中の振動でスマホがずれたり、ホルダーごと外れてしまったりするケースも報告されています。
特に110円で販売されているエアコン吹き出し口タイプは、車種によっては固定が甘く、カーブで外れてしまうこともあります。
一方で、ダイソーで販売されている330円の「スマホホルダー(車内用)」は、ゲル吸盤の吸着力が比較的高く、安定感があると評判です。
結論として、機能性や長期的な使用を重視するなら100均以外の商品がおすすめですが、使用頻度が低い方や、お試しで使ってみたいという方であれば、100均のスマホホルダーも十分に選択肢となり得るでしょう。
タントのスマホホルダー取り付け位置と法的注意点
- 道路交通法が定めるスマホホルダーの違反位置
- 車にスマホホルダーを付けたら罰金はいくらですか?
- プリウスのスマホホルダー取り付け位置と比較
- 最適なタントのスマホホルダー取り付け位置総括
道路交通法が定めるスマホホルダーの違反位置

スマホホルダーを車に取り付ける際、最も注意しなければならないのが法律違反にならないかという点です。取り付けた場所によっては「道路運送車両の保安基準」に抵触し、罰則の対象となる可能性があります。
具体的に、違反となる可能性が非常に高い設置場所は以下の通りです。
【警告】違反になるスマホホルダーの設置場所
- フロントガラス:基本的に検査標章(車検ステッカー)やETCアンテナなど、法律で定められたもの以外は貼り付けられません。視界を妨げるスマホホルダーの設置は違反です。
- 運転席・助手席のサイドガラス:こちらもフロントガラス同様、視界を確保するために貼り付けが厳しく制限されています。
- バックミラー(ルームミラー):後方確認という重要な役割を担うため、これを覆い隠すような設置は安全運転義務違反にあたります。
- サンバイザー:前方の死角を生み出しやすく、運転の妨げになるため設置は避けるべきです。
これらの場所にスマホホルダーを設置してしまうと、運転中の前方や後方の視界が遮られ、歩行者や他の車両の発見が遅れるなど、重大な事故につながる危険性があります。法律は、こうした危険を未然に防ぐために定められているのです。
さらに、たとえ許可された場所に設置していても、運転中にスマホの画面を2秒以上見続ける「注視」をすれば、「ながら運転」として厳しい罰則の対象となります。スマホホルダーは、あくまで運転の補助として、安全に十分配慮して使用しましょう。
車にスマホホルダーを付けたら罰金はいくらですか?

前述の通り、不適切な位置にスマホホルダーを設置していた場合、法律による罰則が科せられます。これは「知らなかった」では済まされないため、ドライバーとして必ず理解しておくべき内容です。
違反した場合に適用される可能性のある罰則は、主に「安全運転義務違反」です。これは道路交通法第70条に定められており、罰則内容は以下のようになっています。
安全運転義務違反の罰則
- 違反点数:2点
- 反則金:9,000円(普通車・軽自動車の場合)
スマホホルダーの設置が直接的な原因で視界が悪化し、交通事故を起こしてしまった場合は、さらに重い「交差点安全進行義務違反」などが適用される可能性もあります。この場合も罰則は違反点数2点、反則金9,000円です。
また、先ほども触れましたが、「ながら運転(保持・注視)」に対する罰則はさらに厳しくなっています。
ながら運転(携帯電話使用等)の罰則
- 保持(手に持つなど):違反点数3点、反則金18,000円
- 交通の危険(ながら運転で事故を起こす):違反点数6点(免許停止)、刑事罰(1年以下の懲役または30万円以下の罰金)
このように、スマホホルダーの取り付け位置や使用方法を誤ると、厳しい罰則を受けることになります。安全のためにも、必ずルールを守って正しく使用することが重要です。
プリウスのスマホホルダー取り付け位置と比較

他の車種の例を見ることで、タントの取り付け位置を考える上でのヒントが得られることがあります。
ここでは、人気車種であるプリウスのスマホホルダー取り付け位置を比較対象として見てみましょう。
プリウスは、モデルによってインパネの形状が大きく異なりますが、全体的に独特なデザインを採用していることが多いです。
そのため、汎用のスマホホルダーではうまく固定できないケースも少なくありません。結果として、プリウスには車種専用設計のスマホホルダーが数多く販売されています。
専用設計品の特徴
専用設計品は、まるで純正パーツのようにインパネに一体化するのが最大のメリットです。
例えば、エアコンの吹き出し口の形にぴったり合うように作られていたり、コンソールボックスの特定の位置にネジで固定するタイプがあったりします。これにより、抜群の安定感と見た目の美しさを両立できます。
タントにも、SY-D8(30/40系プリウス用で有名な槌屋ヤック製)のような車種専用品があります。
こうした商品は少し高価ですが、フィット感や使い勝手は汎用品を大きく上回ることが多く、満足度は非常に高い傾向にあります。
このプリウスの例から学べるのは、「車種ごとの内装デザインを理解し、それに合ったホルダーを選ぶことが重要」という点です。
タントもモデルごとに内装が異なるため、汎用品を選ぶ際も、ご自身の車のダッシュボード形状やエアコンフィンの形をよく確認してから購入することが、失敗しないためのポイントになります。

この記事で解説してきた内容を基に、タントのスマホホルダー選びと取り付けに関する要点をまとめます。
以下のリストを確認し、安全で快適なカーライフにお役立てください。
- タントのスマホホルダー取り付け位置は運転の視界を妨げないことが絶対条件
- 安全な基本設置場所はダッシュボード上、エアコン吹き出し口、ドリンクホルダーの3箇所
- フロントガラスや運転席・助手席のサイドガラスへの設置は法律違反
- バックミラーやサンバイザーへの取り付けも視界の妨げとなり危険
- 違反した場合の罰則は安全運転義務違反で違反点数2点、反則金9,000円
- 運転中の画面注視は「ながら運転」となりさらに重い罰則の対象
- ホルダーの種類は安定性の吸盤式、手軽さのエアコン式があり一長一短
- 長距離運転なら吸盤式、街乗り中心ならエアコン式も選択肢になる
- タントl375sはセンターメーターのためステアリング間の設置が有効
- タントla600sはナビ横のダッシュボードスペースが活用しやすい
- カーディーラーも推奨する2in1タイプは設置場所の変更ができて便利
- ワイヤレス充電対応モデルはケーブルの抜き差し不要で快適性が向上する
- 100均のホルダーは安価だが耐久性や安定性は価格相応と理解する
- 車種専用設計品は高価だがフィット感と満足度が非常に高い
- 最終的には自分の運転スタイルやスマホの使用頻度に合ったものを選ぶことが最も重要